lundi 19 août 2013

ハンナ・アーレントさんの政治哲学を聴く



これまでの記事を読み直したところ、Youtbeの映像がなくなっているのがいくつか見つかった

同じものの別バージョンがある場合は差し替えたが、ハンナ・アーレントさんのものはなかった

古い記事は以下に残し、新しいインタビューを貼り付けた

聞き手はギュンター・ガウス(Günter Gaus)さん

お二人とも煙草をやりながらのインタビューでなかなか味がある

今の日本では大変なことになりそうだが、アーレントさんであれば何と論駁するだろうか

 真剣勝負のインタビュー

このような緊張感のある対話を観ることも少なくなった

今回印象に残ったアーレントさんの言葉をいくつか

 
「私は政治哲学者ではない、政治理論の専門家である
哲学と政治はそもそも緊張関係にある
それぞれ静的な思考の世界と行動の世界にあるからだ」

「わたしにとって最も重要なことは理解すること、その思考過程が最も重要である
何かを言うため、影響を与えるために書くのではない、理解するために書いている
読者がそのように理解してくれるとすれば、最高の満足である」

「第二次大戦中の経験からインテリはあらゆることの解釈を捏造することを知った
そしてお互いを批判しない
インテリの中では協力するが、その外とは関係を持たない
それがインテリというものの本質であることがわかった
それ以来、インテリの世界には一切関与しないことにした」

「英語もフランス語もやるが、ドイツ語は何物にも代えがたい
豊かな仕事は母国語からしか出てこない」

ヤスパースが話し始めると、すべてが明快になる
彼ほど話すことに信頼を置いている人間を見たことがない
彼は理性と繋がる自由を理解していた
 それが実践されている現場に居合わせることができたのである」


 いつものように迫力のあるインタビューであった


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26 avril 2013

1974年放送のハンナ・アーレントHannah Arendt, 1906-1975)さんのインタビューを観る

彼女の政治哲学を聴く

別ブログで何度か彼女について取り上げたことがある

 ハンナ・アーレント 「精神の生活」 La Vie de l'esprit - Hannah Arendt (2008-12-07)
 ハンナ・アーレントの墓 La Tombe d'Hannah Arendt (2010-02-15)
瞑想生活のある社会 La société avec la vie contemplative (2011-01-14)


この中に、わたしがフランス語を始めて反応した言葉の一つ Réfléchir について語っているところがある

彼女の規準はこうだ

この運動をする時には、常に批判的な視線がなければならない

厳密な規則、確信に照らして考えなければならない

思考の過程で起こることは、批判的検証に従うことである

つまり、思考自体が危険な営みだという意味で、危険な思考というものは存在しない

考えないことはそれ以上に危険だと言っている




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