dimanche 24 février 2013

創発に関するメモ


Emergence、創発と訳される現象がある

昨年、学会でもSHEでも触れることになった概念である

科学と哲学が交差するところにもなる

創発を議論する人は、自然界の現象には層構造があると見る

現象を理解する最も基本になるのが物理学で、次に化学、生物学、心理学、社会学というヒエラルキーがあるとも言える

創発とは、下のレベルに由来するけれどもそこからは自立した新たな現象が出現すること、とある

しかし、その定義は確実なものではなさそうだ


定義の規準として、非還元性、予測不可能性、概念的新規性、存在論的新規性などが挙げられている

創発と言われる現象は多様で、すべてに当て嵌まる定義は可能なのだろうか

そもそも創発という現象は存在論的範疇なのだろうか

 一度名指しされるとどこまでも創発であり続けることができるのか

あるいは、科学の法則では説明できないものの吹き溜まりで、説明可能になるとそこから離れて行くのか 

創発は稀な現象なのか、どこにでも見られるものなのかについても意見が分かれているようだ




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