mardi 30 décembre 2008

はじめに

医を考える場合、その領域はほとんど無限である。医を医学とすると、科学としての側面、例えば病気にはどのようなものがあり、どのようなメカニズムで出現するのかについて考えなければならないだろう。医を医療と捉えると、技術的側面、人間的側面を視野に入れなければならず、医者と患者を取り巻く問題が前面に出てくる。それぞれの立場で何が根本的な問題になるのか。哲学や倫理について考えを広げなければならなくなる。それはさらに医療を取り巻く社会的な問題へとつながるだろう。

途方もない奥行きである。そのすべてに思索を深めようという野心を持つのは重要だろうが、ここでは上に書いたような広がりに沿ってまず始めることにしたい。最初は科学に重点を置いたところから入り、そこから歴史的、哲学的、倫理的、社会的な考察がおそらくその順で続くものと予想される。未熟であることを恐れず、その時に自らの目の前に現れる問題について考えるという姿勢で歩みたい。

Aucun commentaire: