MK2のリブレリーでのこと、題名が隠れた小さな本を見つけ、取り上げる
どこかに繋がる扉がそこにあるのではないかという、いつもの期待とともに
そこにあったのは、アンドレ・コント・スポンヴィル(André Comte-Sponville, 1952-)さんの La philosophie
クセジュで『哲学』として訳されている
ざっと目を通しただけだが、哲学の捉え方がしっくりくる
こちらに来てから気になっているメタフィジークについて、こんなことを言っている
哲学するとは、知り得ることを超えて考えること
形而上学をするとは、考え得る限り、考えなければならない限り考えること
知っている以上のことを言わないのだとしたら、哲学を諦めて科学をやるしかない
知り得ることを対象にするのが科学で、知り得ないことを対象にするのが形而上学だからだ
哲学を止めることは、科学がわれわれに何を教え、何を知らせないのかについての自問も拒むことになる
メタフィジークの放棄は、何ものも齎さないのである
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