mercredi 27 mai 2009

インフルエンザA (H1N1) (Grippe porcine; Swine flu) - 34 熱帯地方に要注意

世界の状況
5月27日、GMT 06:00現在
WHO map

世界の48国で13,398例、死亡95例 ← 46ヶ国で12,515例、死亡91例 (5月25日)
Japan (360) ← (345)


最新の Nature 誌に、これから注意を向ける必要があるのは、インフルエンザが絶えず発症し管理も行き届いていない熱帯地方であるとの記事が出ていたので紹介したい。

Swine flu attention turns to the tropics. Nature 459, 490-491, 2009

現在のところ、大半の感染者は北半球に分布しているが、これから南半球で広がり、そこでウイルスが変異する可能性が危惧されている。しかし、忘れてならないのは熱帯地方で何が起こるかなのだ、と指摘する専門家がいる。特に、東南アジアでは子供、鶏、アヒルや水鳥のインフルエンザ・ウイルスがあり、いつ新たなウイルスが出ないとも限らない。これから必要になるのは一にも二にも監視体制になるが、単に北半球や南半球だけではなく、熱帯地方にも目をやる必要がある。問題は以前よりは良くなっているとはいえ、富める国と貧しい国の間の監視体制には大きな差がある。WHO 事務局長チャンは、開発途上にある国を守るためにわれわれが協力して全力を傾けることこそ求められていると語っている。


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